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 クビアカツヤカミキリを知っていますか? 

8月14日
読了時間: 3分

 特定外来生物に指定されていて駆除を急ぐ必要がある。日本では2012年に愛知県で初めて確認され、現在は東京、埼玉など複数の都道府県で発生が確認されている。中国、台湾、朝鮮半島、ベトナムが原産。脚・触覚を除く体長は25~40mm、赤い前胸以外は黒く、青みがかった光沢がある。

 幼虫として樹木内部を食い荒らしつつ2~3年かけて成長する。糞と木くずが混ざったかりんとう状、うどん状のフラスを排出。成虫となって5月下旬~8月頃に出現し、すぐ後尾して幹や枝の樹皮に産卵。サクラ、ウメ、モモなどのバラ科を中心に、さまざまな樹木を食害する。

 近年、被害が全国で急速に広がっている。神奈川県によると、令和3年7月2日に藤沢市で初めてサクラに成虫・フラスを確認。令和6~7年度に相模原市南区にて成虫、サクラ・ウメにフラスを確認。令和8年度6~7月には 小田原市、中井町、相模原市南区、横須賀市、横浜市青葉区、川崎市宮前区にてサクラとウメに成虫、幼虫、フラスが確認されたり、クビアカツヤカミキリの幼虫やフラスと疑われる報告がなされたりしている。蘇我梅林では被害拡大を防ぐため薬剤による駆除を行なったと最近ニュースになった。

 三浦半島には梅が多い。横浜市にも梅林がある。梅林・栗林などでの草刈りは環境を整えるためだけではなく、樹木の健康診断の一環でもある。フラスは被害を早く知る最も重要な手掛かりだ。フラスを出す昆虫は他にもいるため「フラス=クビアカ」とは限らないが、花や実の時期だけでなく草刈りや剪定の際に幹から特徴的なフラスが出ていたり株元に溜まったりしていないか株元や幹を注視することを習慣とするだけで早期発見につながる。刈払機で草刈りをする前に株元を手作業で綺麗に刈っておくことが必要だ。サクラは日本中どこにでもある。日頃から木をよく見ることが守りの第一歩だ。

 新しい被害の97%が前年までの被害地から3km以内で発生していたという調査結果もあるが、県内の被害発生地から数十キロ離れているからまだ大丈夫とは言えない。車両や幌への付着や被害材の移動によって、数十km離れた場所へ飛び火した例もある。専門家だけで被害を防ぐことはできない。実際、最初の発見者が市民であることも多い。会の活動中に成虫や、疑わしいフラスを見つけた場合は、写真を撮って場所を記録し、自然公園や行政機関へ知らせる方がよい。成虫は死んでいるものでも分布拡大の判断材料になるので報告するのがよい。住まいの近くで成虫や桜や梅にフラスを発見したら、区や市、またはその樹木がある土地の管理者や所有者に知らせるのがよい。


 
 
 

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