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神奈川県レッドデータブック 植物編 2022年

 県内分布に金沢区が含まれている種を抜き出して、生息環境別に大まかに分類してみた。太字は絶滅。詳しくは神奈川レッドデータブック2022を読んでください。ネットで検索するとダウンロードが可能なページが神奈川県ウェブサイトにて見つかります。横浜市図書館の中では、なんと金沢図書館だけが所蔵しています。

裸地・草地 キタメヒシバ、コヒロハハナヤスリ、ソクシンラン、コケリンドウ

トウオオバコ、イヌノフグリ、ユキヨモギ、ハチジョウナ、

湿地・水路・池 テンジソウ、ミズオオバコ、ヤガミスゲ、セイタカハリイ、ヒメハリイ

ヒメウキガヤ、ハマヒエガエリ、ヒシ、オグルマ、

明るい林内・林縁 アマナ、エビネ、キンラン、コイケマ、ミウライボタ、カイジンドウ

カリガネソウ、イブキボウフウ、ヤマトハクチョウゴケ、

うす暗い林内 クマガイソウ、ナヨテンマ、フウラン、ヒトデゼニゴケ、 ダンダンゴケ

フガゴケ

海・河口など塩の影響がある場所 コアマモ、シオクグ、アイアシ、アキノミチヤナギ

ウシオツメクサ、ホソバハマアカザ、ウラギク


 林内で見られる種で、絶滅が心配されるものの多くは、管理不足と放棄が数を減らす大きな原因の一つなのだが、里山管理が復活して回復傾向に転じても、園芸目的で不法採取され数が減る。採取被害に遭う種は栽培環境では生育が難しいにも関わらず、希少種ということで抜かれて生育適地から離されてしまう。里山保全があちこちで進んで希少と思われないほどに数が増えてしまい、かつ希少な山野草を鉢で所有することを趣味とすることがこれからの世代の間で廃れれば、抜かれなくなるのだろうが。  放棄や管理不足の状態から生き物の賑わいのある里山へと身近な山林を再生していくためには、里山保全に関わる若者を増やして多くの動植物が自生適地で生息するのが一番で、緑地は手を着けずにほったらかしにしておくのではなく、いろいろな種に合わせて多種多様な環境を整えていく必要があるのだということを学んでもらいたいものだ。

 また、ペットを捨てるかのように庭や鉢に植えてあった植物を野山に植えてしまう人は多い。また庭や鉢に植えた草木を放置してしまうことで種があちこちにばらまかれ、雑草化して他の種を圧倒してしまう例も多い。植物も最後まで面倒を見ることが大切だ。  G.S.

 
 
 

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10月の活動報告

4日(土)自然公園拠点集合 9:30~13:00 曇り時々小雨 13名参加 炭出し・夏山真竹林間伐・金沢動物園用飼料として材出し。イベントの準備 12日(日)自然公園拠点集合 9:30~14:30 曇り 15名参加 午前:どんぐり広場:3本更新伐採・枝払いせず現地にて乾燥。草刈り。 午後:竹ぽっくり準備、檜丸太の皮剥き、その他頒布する木竹品製作。  古ホタを新ホタと入れ替え(本伏せ) 19日(日)

 
 
 
9月の活動報告

熱中症対策として活動時間を短縮しています 4日(木)臨時活動 自然公園拠点集合 9:30~15:00 午前:炭焼き準備。午後:会計監査 7日(日)定例活動 自然公園拠点集合 9:30~14:00 晴れ 13名参加 午前:ヒノキ林:間伐2本、材を拠点に搬入。高温のため山作業は昼まで。 午後:一旦解散後、拠点内の草刈り、枯れ木除伐。機械整備ほか。 13日(土) 臨時活動 自然公園拠点集合 9:30~

 
 
 

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