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STIHL 066のメンテナンス(1)2020年 05月 10日


STIHL 066のメンテナンス(1) 2020年 05月 10日

NPOかなざわ森沢山の会の広報GSです。4月まではなんとか会として活動を続けてきたが、5月になって参加者が急増し、屋外といえども集合、昼食、撤収前の後片付けの際に密集密接が守れなくなってきた。またマスクを着けて山に上がり作業する際に体力がない者は酸欠状態になり動きが緩慢になる。また熱中症も心配される。5月は活動を休止することになった。ただし自粛解除された時にいろいろ始められるように、単独でできることを進めている。昨年の台風でたくさんの木が倒れ、それらを腐らせず活かすために製材したいという思いが会にはあり、その準備作業を進めることにした。  製材用架台ロゴソールに取り付けて使うSTIHL 066をメンテナンス。本体内部にこびりついた黄粉のような木粉を竹箸を削ったヘラや注ぎ口ブラシで刮げ落としてから、洗えるものは洗い、エアコンプレッサーで吹き飛ばした。


① リコイルスターターは外さず、編み目部分はブラシで汚れを固着状態から粉体に崩してエアで吹き飛ばした。樹脂製のファンカバーは食器用洗剤で洗浄。エアで水滴を飛ばして乾燥。 ② エアフィルターとエアフィルターカバーは食器用洗剤で洗浄。エアで水分を飛ばして乾燥。エアクリーナーはフェルトフィルターをもう一重被せることになっているが、欠損している。実際どんなものが付いていたのか知らないので、すぐには自作できない。調べてみたい。 ③ スプロケットカバーは一応清掃してあったようだが、黒いゴムも外して少量パーツクリーナーを噴き、エアで隅々まで清掃。 ④ ガイドバーを取り付ける部分はオイルポンプからチェーンオイルが送り出されるところでもあり汚れは貯めたくない。エアコンプレッサーとウエスで清掃。鉄板の裏はパーツクリーナーを少し吹き付けエアで清掃。今回時間がなくブレーキやクラッチ周りは清掃できなかった。ここはプラスチックのカバーを外せば清掃できそうだ。ブレーキ周りが焦げているように見える。ブレーキを解除せずにエンジンを回して焦がしたのか、ただの汚れなのか。説明書にはそこまでの清掃手順は載っていない。ネットで調べるしかないが、ネジを数個外すだけで済みそうだ。 ⑤ シリンダーフィン周りと ⑥ 冷却ファンはかなり汚れの蓄積があった。大きな屑は少ないが粉体が油で固着していて、注ぎ口ブラシと竹ヘラで崩した後、エアで吹き飛ばした。

⑦ ガイドバーは偏摩耗しており、マクレ/バリ(青矢印)が出ていた。目立てが悪かったのだろう。切れ味が悪ければ丸太を材に挽くときにかなりの力で押しつけねばならないし、左右のカッターの長さや角度に差があると、まっすぐ切れないため、このように片側だけマクレができてしまうそうだ。マクレた方のレールの方が低くなるのでますますチェーンが傾き、材にまっすぐ切り込んでいくことができなくなる。板を挽くとなると大問題なのだ。赤矢印で示した個所のように、マクレは薄いので欠けることになるのだ。チェーンのアウタープレートにもレールに触れる個所にマクレが見られる。 マクレを平ヤスリで研ぎ落としてある。マクレは反対面にはなかった。ガイドバーの溝が左右均等の凹の字のように高さが同じでなければならないのだが、マクレた方が低いはずなのでさらに修整する必要がある。  NPO拠点は横浜市金沢自然公園内にあり閉園時間が17時と早いので、今回は上記の基本的な整備(使用後に必ずやるべきことばかり)で撤収。  マフラー内部およびマフラーとシリンダーの接続部のカーボン蓄積、スパークプラグ、クラッチとオイルポンプまわり、オイルフィルター、燃料フィルターを点検清掃、目立て、ガイドバーの再調整、エアクリーナーのフェルト製プレフィルター装着でメンテナンスが完了する。

 
 
 

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