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農機具エンジンのお手入れ方法【コメリHowtoなび】の紹介

基本です。あまりメンテナンスに関わってこなかった人はよく見て実際にやって見てください。 ネジを外さないといけない場合はコンクリート床面かブルーシートの上でやってください。土や草の上でやるとパーツをなくします。

①エアクリーナー清掃【誰でもできます】[使用後・作業中]カバーは工具がなくても外せるものが多い。フィルターの洗浄などは説明書の指示に従って行いましょう。スポンジのエアフィルターの場合、食器用洗剤でもみ洗いしよく濯いでウエスで挟んで脱水し、よく乾燥させてから使用してください。多くの機種でこの方法が指示されています。混合燃料で洗うとスポンジが油で劣化しカステラのようにボロボロになります。点検することでエアフィルターカバーの留めネジの緩み・カバーの脱落を防止できます。

②燃料フィルターの清掃・交換。【誰でもできます】[使用後]フィルターに粉塵が着いていたということは燃料タンクの中にも粉塵があるということです。使用後に燃料をタンクから出すときに注ぎ口に粉塵が残るので気がつきます。エアコンプレッサーがある場合はタンクを空にした後、粉塵を吹き飛ばします。フィルターをホースから外しパーツクリーナーを吹き込んだり、その後エアコンプレッサーで内部から外に逆噴射することで細かな粉塵がフィルターから除去できます。混合燃料を出し入れするときにフィルター付きの漏斗を使うとフィルターの目詰まりを抑えることができます。

③外面の清掃。【誰でもできます】[給油後・使用後]作業後に草の汁が竿やギアヘッドに着いて乾燥して落ちない場合は、よく絞った濡れ雑巾で掃除します。外せるパーツは取り外してから洗剤で洗浄してもいいでしょう。混合燃料をこぼした場合の拭き取り。ガソリンは蒸発しますがエンジンオイルは残ります。粉塵を吸着するので綺麗に拭き取ります。この掃除を怠ると燃料ホースやプライミングポンプの劣化で燃料が漏れていることに気がつかないということもありました。

以上3つは頻繁に行ってください。

④プラグのブラシ掛け【誰でもできます】[時々] エンジンの掛かりが悪いなどの場合、必ず点検します。プラグは締め付けすぎないように!ネジ山が壊れてエンジンのパーツを交換しないといけなくなります。

⑤冷却フィンの清掃。【誰でもできます】[時々]ブラシなどで清掃します。エアコンプレッサーがあれば使います。枯れ草や葉の枯れた笹、綿毛の種を着いている草を刈る時にフィンが目詰まりします。そのような作業の場合には作業中はよく点検し作業後は必ず清掃します。空冷の性能が回復します。

⑥ギアヘッドのグリスの詰め替え。【誰でもできます】[時々]グリースを詰め替える時にケチると水が入りやすくなりギアヘッドの中で錆を生じます。抹茶色・赤褐色の古いグリスが出てきます。グリースの排出口がない機種の場合は、ギアヘッドを竿から外してグリースを注入します。古いグリースは竿との接続部分に上がってきます。除去してください。


⑦排気系統の煤やタールの掃除。【誰でもできます】[たまに]マフラーの取り外しは簡単にできます。草刈りのシーズンが終わった頃やりましょう。何年も掃除してないマフラーはボルトが固着してしまうことがあります。形状とサイズが適合する工具を使ってください。焼いてマフラー内のタールや煤を灰にすると、軽く小突いて振動を与えて落としたりエアコンプレッサーで吹き飛ばしたりすることができます。エンジンシリンダーからの排気口にもべっとりとタールが溜まって排気が滞っていることがあります。竹の割り箸を削ってノミのようにしてこそげ落としましょう。シリンダー内にゴミが落ちないようにピストンを上げておきます。エンジンとマフラーの間に仕込んであるガスケット(板状のパッキン)は燃やさないようにしましょう。カートリッジ式のガスバーナーで作業できます。ガソリンへの引火や火傷に気をつけて作業しましょう。




⑧【詳しくない人はやらない】[他のメンテナンスをすべてやり最後に手当てする]キャブレターの回転数の調整ネジはやたらといじるものではありません。正確な回転数はタコメーターがないとわかりません。アイドリングの調整ぐらいにしておきましょう。

 
 
 

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